SEVEN STAR

第23話

ひとりの少女 エリカ・アレント

ノハァル・ナハ遺跡の玉座で、大小の勾玉に呼び起こされたエリカの記憶。核分裂装置の設計図は拳心が見下ろす羊皮紙に投影されて、徐々に描かれていく……。
自らの死を願うエリカの悲痛な願いを受け止める拳志郎は、エリカの額に優しく秘孔を突いた。
拳志郎の目から一筋の涙が頬を伝う。
「俺は、目の前の少女の笑顔を守る。闘う理由なんて、それで充分だ」
第62代北斗神拳伝承者としての最期の闘いが、いよいよ始まった。

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